眼瞼下垂の手術を検討している方の中には、術後にドライアイになる可能性について気になっている方も多いでしょう。眼瞼下垂手術をするとなぜドライアイになることがあるのか、また、対策法についても事前に知っておくことが大切です。
そこで本記事では、以下について詳しく解説します。
- 眼瞼下垂手術でドライアイになる可能性とは?
- 眼瞼下垂手術で起こりうるドライアイ以外の目の違和感
- ドライアイになったときの対策法
手術後にドライアイになるリスクがあることを知り、事前に対策や予防方法を把握していきましょう。
眼瞼下垂の後悔について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
「眼瞼下垂手術で後悔しないために知っておくべきことや失敗事例を紹介小さい施術方法も紹介」
1、眼瞼下垂手術でドライアイになる可能性とは?
眼瞼下垂手術で術後にドライアイになる可能性の理由として、手術によって下垂していたまぶたが引き上がり目の開きが良くなるため、外気に触れる眼球の面積が広がるせいだと考えられます。目が開きやすくなると乾燥しやすくなるため、ドライアイのリスクが生じます。日中だけでなく就寝中にまぶたが閉じきれず、少し目が開いた状態になることもあります。
通常、目の表面は涙が均一に溜まっていますが、ドライアイになると涙の量が不足して均一に溜まらなくなります。それにより目の表面が凸凹になったり、傷ができることもあります。
眼瞼下垂のダウンタイムについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
「眼瞼下垂手術のダウンタイムの症状と期間は?術後の経過まで紹介」
2、ドライアイを放っておくとどうなる?
ドライアイは放置していても自然に治癒することは難しく、症状が悪化する可能性もあります。
具体的には以下のような症状が起こることがあります。
- 視力の低下
- 頭痛・肩こり・めまいなどの身体的不調
- 角膜や結膜の損傷
ドライアイが悪化すると目の乾きだけでなく、全身の不調につながります。ドライアイを軽く考えず、気づいたときに早めに対策し、症状が進行しないように対策しましょう。
3、眼瞼下垂手術でドライアイになったときの対策法
ここからは、眼瞼下垂手術でドライアイになったときの対策法をご紹介します。ドライアイ対策には、目を潤すために涙の量を増やすことが最も大切です。
具体的な対策法として、以下のものが挙げられます。
- 目薬を使う
- 加湿器を使う
- 目を休ませる
- 目を温める
- 食事で目の健康を守る
それぞれ詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
(1)目薬を使う
手術後のドライアイには、目薬を使用しましょう。これにより、目の潤いを保ち、不快感を軽減できます。
市販薬では一瞬潤ったように感じても、あまり効果を感じられないこともあります。市販品は配合成分や配合量が病院で処方されるものと違うため、ドライアイが気になる場合は医師が処方する目薬を使うようにしましょう。
(2)加湿器を使う
室内の湿度を保つために加湿器を使用することで、目の乾燥を軽減できます。特に夏や冬にエアコンを使うと空気が乾燥し、ドライアイが悪化する原因になります。エアコンの風が当たる場所は避けたり、メガネをかけて直風が当たらないようにしたりするのもおすすめです。
室内の最適な湿度は50〜60%です。室温計を確認し、室内が乾燥しないよう意識しましょう。
(3)目を休ませる
ドライアイのときは長時間のパソコン・スマホ作業や読書などによる目の疲れを避け、定期的に目の休息を取ることが重要です。特に画面に集中するとまばたきの回数が減るため、目が乾燥してしまいます。
また、パソコンの画面を目線より上に置くと、目を大きく開くため乾燥しやすくなります。画面を置く位置は目線よりも下にして、まばたきをしやすくしましょう。
休憩中は外の景色を眺めたり、目を温めたりして目を休ませるのもおすすめです。
(4)目を温める
目を温めると、マイボーム腺(油分を分泌する働きがある)内にある油分が溶け出しやすくなります。マイボーム腺は油分を分泌することで涙の蒸発を防いでくれます。そのため、目の油分が減らないように目周りを温めることが大切です。
目を温めるときは以下のものを使うと良いでしょう。
- ホットタオル
- 使い捨てのホットアイマスク
- 電子レンジで温めて繰り返し使えるアイマスク
目を温めるアイテムにはさまざまな種類があります。これらを使い、1日に1〜2回を目安に行うと良いでしょう。
(5)食事で目の健康を守る
食事によりドライアイや目の健康を維持することも大切です。
具体的には、以下の成分が挙げられます。
アントシアニン…ベリー系(ブルーベリー、ラズベリーなど)黒豆、赤ワインなど
ルテイン…ほうれん草、小松菜、アボカド、乾燥プルーンなど
DHA…イワシ、サバ、マグロ、ブリなど
ドライアイや眼精疲労を感じたときは、普段から意識的に摂取することをおすすめします。目を労り、ドライアイを体内からもケアしていきましょう。
4、【ドライアイ】以外の眼瞼下垂手術による目の違和感
眼瞼下垂手術による目の違和感には、ドライアイ以外にどのようなものがあるのでしょうか。手術後の不調や症状については、個人差がありますが、ドライアイ以外の眼瞼下垂手術による目の違和感は以下のものが挙げられます。
- 視界がぼやける
- 目がゴロゴロする
- まぶしさを感じる
- 筋肉の反応による左右差
それぞれ詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
(1)視界がぼやける
手術によってまぶたの組織が腫れると、内側から眼球が押されて一時的に視界がぼやけることがあります。
ダウンタイム中の一時的な症状によるものなので、腫れが落ち着くにつれて視界もクリアになってきます。
仮に、何日経っても症状が続いたり強くなる場合には、医師の診断を仰ぎましょう。
(2)目がゴロゴロする
手術により眼球の角膜が刺激される影響で、ゴロゴロ感や異物感を感じることがあります。
いずれも一時的なものなので、経過と共に落ち着くことがほとんどです。通常は1~2週間で自然と治まると思ってください。
(3)まぶしさを感じる
切らずに行う眼瞼下垂手術で稀にみられる症状で、手術によってミュラー筋を刺激すると、人によっては一時的にまぶしさを感じることがあります。
ミュラー筋は交感神経を支配しているため、刺激によって自律神経が緊張し、まぶしさや頭痛、不快感を引き起こす場合がありますが、経過と共に落ち着くことがほとんどです。
ただし、症状が長期間続いたり強くなるような場合には、必ず医師の診断を受けるようにしてください。
(4)筋肉の反応による左右差
人間の顔は元々左右対称ではなく、それはまぶたの筋肉においても言えることです。
手術後、筋肉の反応によって開き方に差がでることは少なくありません。測ったように同じ開き具合になるのか、右目は80%で左目は100%になるのか、それには個人差があります。
左右対称で、ちょうど良い開き方になることをお約束できる手術ではありません。
今の状態より少しでも開いたらいい、という感覚で手術に臨まれると良いでしょう。
眼瞼下垂後の左右差について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
「眼瞼下垂手術後の左右差は治る?再手術は保険適用されるかも紹介」
5、眼瞼下垂手術をするなら真崎医院がおすすめ
真崎医院は、多くのセレブやVIPが訪れる、世界で認められたプライベートクリニックとして知られています。
その中でも、特に注目されるのが「切らない眼瞼下垂症手術」です。
切らない眼瞼下垂は、真崎院長が提唱したもので、従来の切開手術を必要とせず、まぶたの開きを自然に改善することができる革命的な治療法です。
真崎院長が提唱した「切らない眼瞼下垂症手術(埋没式挙筋短縮法)」は、メスを使用せず、まぶたの美しい開きを実現することができます。
この手術は、2004年に真崎院長が医学書籍で世界で初めて公表してから、多くの美容外科クリニックで採用されるようになりました。
しかし、真崎医院で採用している「真崎法」は、切らない眼瞼下垂の提唱者である真崎院長が最初の発表から20年の月日をかけて改良した方法で、安全性と効果の両方を兼ね備えた独自の手技を患者様に提供しています。
真崎医院の強みは、高い技術力だけでなく、患者様との信頼関係を大切にしている点です。
完全個室の待合室で、プライバシーを守りながら、安心して治療を受けることができます。
患者様の満足と安全を最優先に考え、最新の技術と設備を取り入れています。
眼瞼下垂でお悩みの方は、真崎医院を選ぶことで、安全かつ効果的な治療を受けることが可能です。
真崎医院は、あなたの目元の美しさを取り戻し、自信に満ちた日常を送るお手伝いをすることができます。
真崎医院で無料画像診断を行いたい方は、以下よりご相談ください。
6、まとめ
ドライアイになると涙の量が不安定になり、乾燥により目の表面に傷ができることもあります。ドライアイの症状が悪化すると頭痛や肩こり、めまいなどの身体的症状が現れる可能性があるため注意が必要です。手術後にドライアイになった場合は医師の指示に従い、目薬を使用したり、加湿器を使ったりして目の潤いを保つことが重要です。
手術後のドライアイ症状に不安がある方は、ぜひ真崎医院にご相談ください。眼瞼下垂治療の第一人者である院長の真崎と、帝京大学医学部形成・口腔顎顔面外科学講座教授の小室医師によって、これまでに数多くの眼瞼下垂治療を行ってまいりました。
患者様が安心してお任せできるよう、医師も看護師も丁寧なサポートを心がけていますので、お悩みの方はぜひ一度カウンセリングにお越しください。