埋没法の手術を検討している方や過去に手術を受けられた方の中には、埋没法による手術の回数制限があるかどうか、気にされる方が多い印象を受けます。
実際に当院にかかる患者様からも、“埋没法の手術は回数制限がありますか?”といった質問をいただくことがあります。
そこで、今回は以下の内容に沿って詳しく解説します。
- 埋没法は何回までできるのか
- 抜糸が必要になるケースはあるの?
- 埋没法が取れる原因
- 埋没法の持続期間
二重埋没のやり直しについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
「二重埋没法のやり直しを解説!知っておきたい注意点やクリニック選び」
1、埋没法は何回までできる?
“埋没法は3回まで”といった言葉を耳にすることがありますが、決してそんなことはありません。
結論から申し上げると、埋没法の手術には回数制限があるわけではなく、まぶたの裏側(結膜組織)の状態によって決まると思っています。
なぜなら、埋没法で人工的に二重を作ると、埋め込んだ糸や手術時の傷などで、組織が癒着したり変形を起こしたりするからです。
そして、その度合いが大きいと、二重のラインが綺麗に作れない、また、手術中にまぶたを反転させるという操作が困難になるため埋没手術を行うことが難しくなります。
その場合、当院では切開手術のご案内をさせていただきます。
もちろん、手術を重ねれば重ねるほどに変形の度合いが大きくなりますので、単純に考えると、過去の手術回数が多い方ほど不利になると言えるでしょう。
ただ、これには医師の技術差(糸のかけ方や手技など)も大きく関わってくるため、仮に一度しか手術を経験していなくても癒着や変形が著しくなるケースもあるため注意が必要です。
その逆で、例えば何度も手術を繰り返し受けたとしても、癒着や変形の影響が少ないと引き続き埋没手術を受けられることが往々にしてあります。
なお、以降の埋没手術は不可と診断された場合でも、期間をあけることで結膜組織が落ち着くこともありますので、医師に相談をしてみると良いでしょう。
2、埋没法の抜糸が必要になるケース
埋没法による二重手術は、まぶたに医療用の糸をかけて人工的に二重を作るので、基本的には抜糸の必要はありません。抜糸をしてしまうと、作った二重が元の状態に戻ってしまいます。
それとは別に、手術によって埋め込んだ糸を外したいと患者様自身が思うケースがあります。仕上がりが好ましくない、二重のラインを変えたいといったことが主な理由として挙げられます。
もちろん、こうした理由で糸を外してやり直すことは可能ですが、必ずしも抜糸が必要になるわけではありません。
新たに付けたい二重のラインや幅によっては、以前の糸は外さずに、新たな糸を埋め込んで修正手術をすることが可能です。
抜糸をするだけでもまぶたに負担がかかるため、まずは医師に相談をして、抜糸の必要性について判断してもらうと良いでしょう。
抜糸が必要になるケースについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
「埋没法の抜糸が必要なのはどんなとき?時期やダウンタイムも解説」
3、埋没法が取れる原因
埋没法の手術で埋め込んだ糸は、様々な原因によって緩んだり切れたりすることがあります。主な原因としては、以下の4つが挙げられます。
- 継続的なまぶたへの負担
- 老化による目元のたるみや筋肉の衰え
- 急激な体重変化や浮腫み
- 糸の留め方(医師の技術による)
花粉症やその他のアレルギーなどで日常的に目元を擦る癖がある人は、まぶたに継続的な負担がかかりやすく、埋め込んだ糸が緩む、またはとれてしまう原因に繋がります。
また、老化による目周りの衰えや急激な体重変動によって、二重のラインが崩れたり不安定になることはよくあります。
その他、医師の技術によっては術後の仕上がりや持続期間に大きな差がでるなど、埋没法の二重ラインが取れやすくなる原因は様々です。
埋没の取れかけのサインについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
「二重埋没法が取れかけたときのサインは?取れる原因や対処法も解説」
4、埋没法の持続期間は?
埋没法で作った二重の持続期間については、個人差と医師の技術力が大きく関わるため一概には言えません。
当院のケースで言うと、最低でも5年以上は維持している方が多い印象です。10年を過ぎても安定しているという方も少なくありません。
ただ稀に、まぶたの脂肪量や皮膚の厚さが原因で、短期間で元に戻ってしまった方がいらっしゃることも事実です。
埋没法の手術で作った二重は永久的ではありません。髪の毛よりも細い医療用の糸でくくるだけなので、日常的にまぶたに負担がかかればいずれは緩んだり切れたりして元に戻りやすくなります。
前述したように、日頃から目元を擦る癖があれば糸は緩みやすいですし、まぶたの皮膚が分厚ければ糸に負荷がかかって元に戻りやすいでしょう。
また、時間の経過とともに、人の顔や身体は老化によって変化します。目元で言えば、シワやたるみが増えたり、筋力が落ちてまぶたが下垂をしたりと、二重手術をしていない方でもそれは一様に起こることです。
つまりは、二重手術をしたからといって、手術直後の状態のまま変わらずに何年も維持できるわけではないということを忘れてはいけません。
5、埋没法を長持ちさせたい場合は真崎医院にご相談ください
真崎医院の二重埋没法は、「切らない」「腫れない」「痛みのない」院長 真崎が25年間改良して導いた<真崎式オリジナル二重術>を提供しています。
まぶたをしっかりと引き挙げて糸で固定をするので、術後の腫れが目立ちにくく、一般的な埋没法に比べてダウンタイムが短く済みます。
個人差もありますが、腫れの程度によっては手術直後から仕事をすることができ、メイクも翌日から可能です。
また、真崎医院は眼瞼下垂手術を得意とした“下垂専門クリニック”であるため、通常の挙筋法に比べてより自然にパッチリとした目力のある二重に仕上げることが出来ます。
万が一腫れの程度が強くストレスを感じる場合は、糸を外して手術費用(麻酔代・薬代を除く)を返金する「トライアル返金システム」を設けていますので、患者様にとっては安心して手術を受けられるポイントではないでしょうか。
これは自信があるからこそ出来る、真崎医院独自のシステムだと思っています。
手術後のアフターフォローとしては、術後1ヶ月目に無料で検診を行い、糸の埋まり方や炎症の有無などまぶたの状態を確認しています。
ご来院が難しい方にはメールなどでの対応も可能ですので、ご遠方の方でも安心していただけることと思います。
カウンセリングから手術、アフターフォローまで、院長 真崎が一貫して対応するのも大きな特徴です。真崎医院の二重埋没手術は、患者様の満足度を高めるための工夫が詰まった、安心で質の高い施術です。
真崎医院の二重埋没法について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
「二重埋没法」
6、まとめ
埋没法の手術には回数制限はなく、まぶたの状態で再手術の可否を判断します。
状態次第では、再手術や修正手術を何度か重ねることが可能です。その反対に、糸のかけ方や医師の技術不足によってまぶたに余計な負荷がかかり、埋没法による再手術が困難になるケースもあります。
埋没法は、手軽に理想の二重を手に入れられるとして人気の二重術ですが、医師の技術差により仕上がりや術後経過に大きな影響がでるものです。
手術を検討する際は、これらのリスクを十分に理解し、経験豊富で信頼のおける医師選びが重要です。
また、上のまぶたを引き上げる筋肉にトラブルが生じ、うまく機能しなくなったことによってまぶたが重く開き辛くなる症状が見られる方は、切らない眼瞼下垂がおすすめです。
切らない眼瞼下垂について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
「切らない眼瞼下垂」